成瀬映画に登場する風景


『鰯雲』(1958年)E NEW 2019.12.20


今回のロケ地情報は、神奈川県厚木市で生まれ育ったSさんからメールで情報提供いただいたものをベースに作成した。
Sさんに感謝したい。文中のロケ場所関連内容はすべてSさんからの情報による。Sさんから提供された写真も使用させていただいた。


映画の中で何度も登場する農作業に従事する八重(淡島千景)の姿。場所は現在の「厚木市長谷753」付近。
後ろに映っている山は、落語の「大山詣り」でも有名な神奈川県の丹沢大山国定公園にある大山(おおやま)。標高1252m。
管理者も中学生の頃遠足で行ったことがある。画面写真正面の山の形、左右のこんもりした山から言ってもこの付近でのロケは間違いないだろう。
写真は左下のグーグル地図以外はSさんからの提供。

  



   

     


映画の後半、牛を使って人の田圃の手入れをする賃鋤(チンスキ)をしている初治(小林桂樹)とみち子(司葉子)。
休憩して二人で会話しているところに、自転車に乗った八重(淡島千景)が来てしばらく会話を行う。
ロマンスカーが走る。

ロケ場所は、厚木市船子322-1付近。
同じく写真は左下のグーグル地図以外はSさんからの提供。

 

 
 


・映画冒頭から何度も登場する八重(淡島千景)の家だが、これは本作の助監督の故・石田勝心監督のメモによると
 厚木ロケではなく、当時「西生田のオープン」と呼ばれていた場所(現:川崎市多摩区菅馬場2丁目付近)
 に建てたオープンセット(美術監督・中古智)とのこと。
 グーグル地図のストリートビューで検索して見てみたが、住宅街になっていて当時の面影はない。


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